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1年「たしざんとひきざんのまとめ」「10よりおおきいかず」,2年「3けたの数」,4年「計算のきまり」を入れました。
これで,80ドリル286シートになりました。
「4を4こ使って,答えが0~9になる式を作る」というおもしろい学習があります。ここでのねらいは,計算の 決まりについての理解を深め,数理のおもしろさに関心をもつようにすることです。
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解答は,上記に限ってのものではありません。多様な解答があります。 今回は,この内容をもう少し発展させて,「4だけでなく,他の数でもできないか」という問題を考えてみました。 試行錯誤でやると大変です。しかし,順序よく考えてみると,分かるものもあります。 たとえば,答えを0にするには,上のように,初めに0を作って,あとはかけ算にすればよいわけです。つまり, ある数をaとすると,(a-a)×a×a=0となります。もちろん,a+a-a-aでも構いません。他にもあり ます。 同様にして,答えを1にするには(a+a)÷(a+a)=1,答えを2にするには(a÷a)+(a÷a)=2, 答えを3にするには(a+a+a)÷a=3ですから,全ての整数で言えるわけです。 ところが,4以上はそれが使えなくなります。 そこで,答えのパターンを出してみる必要が出てきます。列挙してみましょう。
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これを表にして表すと,次のようになります。
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こうしてみると,3の場合は完璧です。0~10まで全てを作ることができます。進んだ児童には,このように, 4以外の数で取り組めるように指導するとよいと思います。 ただし,斜線の部分の答えは不可能です。(見落として いない限り) 意外にも5や8の場合は,1つ欠けるだけでした。