今回の4年生の発展問題のテーマは,「変わり方調べ」です。
教科書等には1辺が1cmの正三角形の場合が掲載されていることが多いと思います。大問1は,1辺の長さを変えて,2cmにしたらどうなるかを考える問題です。
しかしながら,これだけでもこの問題は複雑になってしまうので,考える道筋を示しました。まず,正三角形の1辺の長さを基準として,まわりの長さがいくつ分になるかを考えます。上下の長さは,正三角形が増えると正三角形の1辺の1つ分ずつが増えます。まわりの長さには、さらに左右の2辺分の長さが加えられます。
このようにすると,1辺の長さが何cmになろうとも関係式を求めることができます。
大問2は,大問1の正三角形という条件を変えた問題です。正三角形の場合を基にして考えると,共通する考え方が生まれるのではないでしょうか。発展的に考えるとは、このように数や形を変えても問題の構造は同じであることに気付くことだと思うのです。
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