東京では、少人数算数指導として、習熟度別のコースを組んで指導をしています。発展コースでは、算数が得意な児童がより思考力を身に付けられるように指導法を工夫しているところです。しかし、発展コースの子供だけが思考力を伸ばすというのではないはずです。多様性を重んじ、どの子供にも寄り添う時代です。
そこで、従来の考えとは異なる考えで、発展問題を作ろうと考えました。
ところで、算数の発展問題として、次のようなものがあります。
(1)指導内容は他コースと同じであるが、場面や数値、条件等が複雑になっているもの。
(2)他コースより早く指導内容を終えて、単元の後ろの余った時間で指導するもの。
(3)適宜行う練習問題のうち、他コースでは扱わない発展的なもの。
(4)課題が早く終わった子供が取り組むもの。
私がこれから作成していくワークシートは、(4)の発展問題です。(1)~(3)のような単元別のものではありません。算数を好きにするのも目的としていますので、発展コースの子供たち向けとは限りません。全部できなくても、全員できなくてもよいものです。友達同士で教え合ってもよいでしょう。そのかわり、ポートフォリオとして、のり等で綴じていき、時間が余ったときに取り組むものにしてほしいと思います。ですから、全員分を印刷してほしいです。
3~6年生用を作っていきますが、相当時間がかかると思われます。
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