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執筆者の写真kazu

算数発展問題集2 4年

更新日:2022年11月19日




 算数の発展問題として、次のようなものがあります。

(1)指導内容は他コースと同じであるが、場面や数値、条件等が複雑になっているもの。

(2)他コースより早く指導内容を終えて、単元の後ろの余った時間で指導するもの。

(3)適宜行う練習問題のうち、他コースでは扱わない発展的なもの。

(4)課題が早く終わった子供が取り組むもの。


 私がこれから作成していくワークシートは、(4)の発展問題です。(1)~(3)のような単元別のものではありません。算数を好きにするのも目的としていますので、発展コースの子供たち向けとは限りません。全部できなくても、全員できなくてもよいものです。友達同士で教え合ってもよいでしょう。そのかわり、ポートフォリオとして、のり等で綴じていき、時間が余ったときに取り組むものにしてほしいと思います。ですから、全員分を印刷してほしいです。

 3~6年生用を作っていきますが、相当時間がかかると思われます。


 

 大問1では、おもしろい数になるようにしました。111111という数は、

429と259の積になります。それは、111111=3×11×13×259だからです。4年生では、3桁×3桁の筆算を学習しますので、これを取り上げました。さらに、この筆算では、1と2と9を隠すことにより、意外な展開で答えが求められるようにしました。

 大問2では、123456という数が、192と643の積であることを使いました。この筆算では、1から9まで全て出現します。少しずつ解き明かせるようにしました。

 大問3では、4年生の特性を生かし、数で手品をすることで、算数のおもしろさを味わえるようにしました。

 大問4は、昔から有名な話を元にして作りました。4年生にとって、1億という数は大変大きな数です。しかし、意外にも1か月ほどで目的を達成できるのです。電卓やPCで数を処理する経験にもぴったりだと思います。ただし、電卓は大抵8けたまでしか計算できません。1億の手前の67108864の一の位に目をつけ、一の位を外して計算(6710886×2=13421772)し、4×2の積である8を一の位に付けて、134217728にするという工夫も考えるとよいでしょう。 





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