1年「何時何分」,3年「かけ算(1)」,6年「比例」「単位のまとめ」「発展問題」を入れました。
これで,90ドリル327シートになりました。
ところで,1年生の何時何分のシートにひらがなで答えを入れているときに,ふと,「ふん」と「ぷん」があることに気付きました。何気なく使っておりますが,きちんと区別しなければなりません。
①は「1じ12ふん」です。「1じ12ぷん」とは言いません。
では,②は「5じ54ふん」ですか? それとも,「5じ54ぷん」ですか?
③は,「2じ38ふん」ですか? それとも,「2じ38ぷん」ですか?
答えは,それぞれ,「5じ54ぷん」,「2じ38ぷん」です。撥音(はつおん)「ん」、促音(そくおん)「っ」が付く「分」は,「ぷん」と発音します。
「ごじゅうよんぷん」「さんじゅうはっぷん」です。したがって,1分は「いっぷん」,3分は「さんぷん」,5分は「ごふん」,6分は「ろっぷん」,7分は「ななふん」,9分は「きゅうふん」,10分は「じゅっぷん」と発音します。
さて,10分は,正式には「じっぷん」と発音するそうです。「十手」は「じって」,「十戒」は「じっかい」,「十中八九」は「じっちゅうはっく」が正しいそうです。なぜなら,「十」には,「じゅっ」という読み方がないというのがその理屈です。漢和辞典にも載っていません。確かに,それが正式でしょうが,私はあえて「じゅっぷん」と教えます。「10個」が「じっこ」では,違和感を覚えます。「いち,に,さん,…,じゅう」ですから,「じゅっこ」と発音したいです。
それに,「六」は,「ろっ」なんて漢和辞典に載っていません。そもそも,「分」ですら,「ぷん」という読み方はないのです。漢和辞典に載っていないから「じっぷん」は現時点では正しいのでしょうが,これから消えていくのではないでしょうか。