前回の発展問題では,「答えは6ばかり」を扱いました。今回は,それをさらに発展させて,答えが他の数でもできるかどうかを考えます。子供たちには,「答えが7ばかりの問題はできるかな?」と投げかけるのではなく,「答えが他の数でもできるのかな?」と考えさせるとよいと思います。
もちろん,初めは,簡単な「答えは5ばかり」または「答えは1ばかり」と投げかけてうまくできるようにしてから,他の数でもできるかを問うのもよいかと思います。
まずは,簡単な「答えは5ばかり」の答えです。もちろん,1通りではありません。
次も簡単な「答えは1ばかり」の答えです。もちろん,1通りではありません。
答えが5や1の場合は,繰り下がりがないので簡単です。
ところが,答えが2や4になると,繰り下がりが1回出てきます。
繰り下がりをわざわざ3回入れても,答えが4ばかりになります。
答えが3の場合は,少し難しくなり,繰り下がりが2回になります。
そう言えば,答えが6の場合は,繰り下がりが3回でした。
答えが8や9の場合は,研究の結果,できないことが分かりました。しかし,冒頭の問題の「答えは7ばかり」は,できるのです。繰り下がりは何と4回。この答えは,明日のブログに掲載します。