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執筆者の写真kazu

算数発展問題集15 5年

更新日:2022年11月19日


 

 今回の5年生の大問1では、初め、次のような問題にしていました。

0 から 9 までのカードと小数点のカードが,1 まいずつあります。 このカードをどれも 1 回ずつ使って,50 に 一番近い小数をつくりましょう。

  □□.□□□□□□□□に当てはめると, 50.12346789 と 49.87653210 が候補として挙げられます。ただ、49.87653210の右端の「0」 が気になります。 そこで,0 を外してみると, 51.2346789 と 49.8765321 となり,答えがすぐ分 かってしまいます。

 では,9 も外してみたらどうでしょうか。 51.234678 と 48.765321 となり,

51.234678 - 50 = 1.234678

50 - 48.765321 = 1.234679

ですから,差はな んと 0.000001 です。 研究の結果,次のような問題ができました。

 1 から 8 までのカードと小数点のカードが, 1 まいずつあります。 このカードをどれも 1 回ずつ使って,50 に 一番近い小数をつくりましょう。

 詳しくは、下の「学び111」をご覧ください。


 大問2は、概数を扱った問題です。取り扱った数を四捨五入する問題は一般的ですが、四捨五入された数の元の数を求める問題はあまりありません。


 大問3は、おもしろい数になるようにしました。111.111という数は、

4.29と2.59の積になります。それは、111111=(3×11×13)×259だからです。この筆算では、1と2と9を隠すことにより、意外な展開で答えが求められるようにしました。


 大問4では、123.56という数が、19.2と6.43の積であることを使いました。この筆算では、1から9まで全て出現します。少しずつ解き明かせるようにしました。


 大問5は、整数のきまりを小数でも使えるかどうかをみる問題です。


 大問6は、演算決定を数直線で行えるかどうかをみる問題です。


 大問7では、1本をずらすという操作が重要です。


 大問8では、棒の途中に置くという発想の転換が求められます。

 

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