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執筆者の写真kazu

東京ゲートブリッジで超怖かった体験


 東京ゲートブリッジは、江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結ぶ橋です。新木場駅からバスに乗り、終点のバス停「若州キャンプ場」で下車しました。ここから徒歩6分ほどで、

ゲートブリッジのプロムナードへ行ける「若州昇降タワー」に着きました。


 恐竜を思わせるような独特の形になっています。怪しい天気の中、異様な雰囲気でした。


 東京ゲートブリッジには、このタワーからエレベーターで上ります。ここが開いていなければ、行けないのです。午前10時から午後5時まで。夏期(7月1日~9月30日)の金・土曜日は午前10時から午後8時までです。


 大型トラックがビュンビュンと通る横で、橋が揺れます。


 ここで、雨が少し降り出しました。念のため、持ってきたカッパを着ました。


 橋の中央に着きました。


 若州昇降口から中防昇降口まで1600mあり、中防昇降口では降りることができません。歩行者は、往復しなければならないのです。でも、先に進みました。せっかく来たのですから、最後まで…

 

 もう少しで、ゴールという時、空を見上げると、黒い雲の中で、飛行機が飛んでいくのが見えました。


 そのときです! 急に雨が強くなりました。風も出てきました。すると、こんなタイミングで、なんと放送がありました。

「東京ゲートブリッジの歩行者の方は、すぐに若州昇降口にお戻りください。今、雷雨注意報が出ました。危険です。」

「これは大変だ。」「雷に打たれるかもしれない」

 あわてて引き返すことにしました。なにしろ隠れるところがありません。けれども、ほとんどゴールに近い位置です。1.6kmを急いで帰らなくてはなりません。走りたいところですが、ものすごい風雨が行く手を遮ります。あまりの天気の急変に心が戦くばかりです。

 そして、また、あの放送が繰り返されました。

「分かっているけど、そう簡単には戻れない。」「いつ雷が落ちてもおかしくない。」との不安がどんどん増すばかりで、足が空回りしているようでした。


 何分たったのでしょうか、びしょぬれの眼鏡の先に、人影が見えました。

「大丈夫ですか。」

若州昇降口にいらっしゃった係の方でした。心配になって、見に来てくれました。ありがたいことです。


 何度もお礼を言って、出口を見ると、「雷雨注意報発令のため、閉鎖します。」と貼り紙がしてありました。


 命からがら帰ってきて、ほっとしました。それにしてもカッパを持っていてよかったです。

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