地下鉄有楽町線月島駅を下車し,廃線跡を見付けるウォーキングです。
月島駅から歩いて10分ほどで晴海橋に着きました。この橋に平行して晴海橋梁がありました。下の地図のA地点から撮った写真です。
出典:国土地理院ウェブサイト 「地理院地図年代別の写真1961~1969年 通過率23%」(国土地理院)(https://maps.gsi.go.jp/#16/35.659502/139.799588/&base=std&ls=std%7Cort_old10%2C0.77&blend=0&disp=11&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m)をもとに作成。
かつて越中島貨物駅から豊洲石炭埠頭まで東京都港湾局専用線(深川線)がありました。
1957年,深川線が分岐し,晴海埠頭までを晴海線として建設した際にできたのがこの橋です。今では,残っているのはこの橋だけだそうです。そこで,残すために,現在は,歩道化するために工事中です。まだ線路があるのが分かります。(A地点)
橋梁上の線路際に木が生えていて,時を感じさせます。(A地点)
遊歩道ができると,線路が見えなくなるかもしれません。
B地点の写真です。なぜか錆び付いたレールが4本もあります。理由は私には分かりません。
B地点の写真です。
江東区立豊洲北小の前の豊洲運河に橋桁だけが残されています。(C地点)
ここはかつて線路だったようです。(D地点)
近くにはレールの跡が残る道もありました。
次に,「しおかぜ橋」に向かいます。
しおかぜ橋は,珍しい人道橋です。まずは,運河に架かっています。
運河を渡ってもまだ終わりでなく…
さらに上がって左にあるのも「しおかぜ橋」です。ちょうど奥のアーチ橋から越中島貨物駅や京葉線がよく見えます。
左の奥が越中島貨物駅です。右は,ちょうど特急さざなみが走っているところです。手前の駐車場下を京葉線が通ります。(①地点の写真)
その裏側の写真です。車止めまでが現役の線路だそうです。その先に少しだけ遺構が見えます。(①地点の写真)
②地点の写真です。車止めまでの線路です。
③地点の写真です。遺構となっています。いつまで見られるのでしょうか。
④地点の写真です。遠くにしおかぜ橋が見えます。かつては貨物列車が走っていたとは…
この裏の先は,もう全く面影はありません。
しかし,8分ほど歩いていくと,再び少しではありますが,枕木もある遺構が残されていました。GoogleMapで「深川線線路の跡」と入力すると,ピンがあります。(⑤地点)
「廃線跡」というと,遠いところというイメージがありますが,東京にもこのように残されているのだなとしみじみ思いました。
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