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執筆者の写真kazu

三渓園

更新日:2022年6月19日


今日は,横浜にある三渓園に行ってきました。横浜駅東口のバスターミナルA2番から横浜市営バス2系統に乗車して40分。三渓園入口下車徒歩5分で着きました。ここは,明治から大正時代に製糸・生糸貿易で成功した横浜の実業家・原三渓(本名 富太郎)が作った,広さ約175000㎡の日本庭園です。

 1906年に一般公開された外苑と,三渓が私庭としていた内苑の2つの庭園に分けられます。この庭園の特長は,京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物です。

 池の向こうの山に見える三重の塔は,「旧燈明寺(きゅうとうみょうじ)三重の塔」です。京都の明寺(廃寺)にあった建物だそうで,関東地方にある木造の塔では最古の1457年の建築物です。

 旧矢篦原家(きゅうやのはらけ)住宅は,白川郷にあった合掌造りの建物です。上は正面から見たところ,下は横から見たところで,現存する合掌造りでは最大級の民家だそうです。原三渓は,岐阜の出身だったので,この建物があるそうです。

 ここは,中に入ることができます。民具が展示してあり,いろりには薪がくべられていました。ボランティアの方が丁寧に説明をしてくださいました。

2階もあります。

梅林があり,臥竜梅と名付けられていました。枝振りが竜のようでした。

内苑に入ると,古建築が目白押しです。

 橋の向こうに見えるのが「臨春閣(りんしゅんかく)」です。1649年,紀州徳川家初代藩主の頼宣が和歌山・木ノ川沿いに建築した物だそうです。

 上の写真は,1603年に京都・伏見城で建築され,大名来城の際の控え所として使われた「月華殿(げっかでん)」です。

 上の写真は, 1623年に京都・二条城内にあったといわれる,徳川家光・春日局ゆかりの楼閣建築です。

 まだまだあるのですが,多すぎてご紹介できません。遠く離れた所から建築物をそっくりそのまま持ってきたことにただただ驚きました。


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