神田川は,東京都三鷹市の井の頭池を源にして東に流れ,上の写真の場所で隅田川に合流します。ちょうどスカイツリーが見える両国橋付近です。ここは,浅草橋駅から徒歩15分ほどの位置にあります。全長24.6kmという長さは,都内における中小河川としては最大規模です。また,都心を流れているのにもかかわらず,全区間で開渠になっている珍しい河川です。
これは,3日間で河口から源まで全部歩いた記録です。
上の写真は,1番目の橋の「柳橋」です。ドイツ・ライン河の橋を参考にした永代橋のデザインを採り入れ1929年に完成しました。中央区民有形文化財にに登録されています。
浅草橋のあたりは,昔から船宿があったところで,今も屋形船がたくさんありました。
秋葉原駅近くにある万世橋から旧万世橋駅を見た写真です。今は,「マーチエキュート神田万世橋」という商業施設になっています。神田川の水はきれいとは言えません。
御茶ノ水橋から見たところです。
もうすぐ水道橋駅というところで,神田上水懸樋(かけひ)跡の石碑がありました。1901年まで江戸・東京市民に飲み水を供給し続けていたそうです。
神田上水懸樋のそばにあったので,この橋を「水道橋」と呼ぶようになったそうです。
飯田橋駅の手前で首都高速5号線の下を通っていきました。
文京区関口に着きました。みなもと18.6km,すみだがわ6.0kmと書かれた道標がありました。6km歩いてきたことになります。
徳川家康が江戸入りをしたとき,この関口で取水して水路を定めたのが神田上水だそうです。ここから,水戸殿に給水し,神田橋門外付近で二筋に分かれたそうです。一つは内堀内の大名屋敷に,もう一つは本町方面,日本橋で北の町屋に給水したそうです。
都電が神田川を渡っているところです。ここからしばらく進むと,高田馬場駅です。神田川は,山手線をくぐっていきますが,道がないので迂回しました。
高田馬場駅を過ぎると,東京富士大学が神田川の両側に位置しています。
東中野駅近くに着きました。すみだがわ10.0kmみなもと14.6kmとありました。今日はここでおしまいです。