旧古河(きゅうふるかわ)庭園は,JR京浜東北線「上中里駅」から徒歩7分,東京メトロ南北線「西ヶ原駅」から徒歩7分,JR山手線「駒込駅」から徒歩12分の所にあります。ここは,武蔵野台地のはずれにあり,北側の小高い丘には洋館が建っています。斜面には洋風庭園,低地には日本庭園があります。この土地は陸奥宗光の邸宅でした。宗光の次男が古河家の養子になった時に,古河家の所有となったそうです。大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在により,国の名勝に指定されています。面積は30780㎡,入園料は150円です。
石造りの洋館は,英国貴族の邸宅にならった古典様式で,レンガ造りです。外壁は赤みを帯びた安山岩でできています。
毎年,5月と10月は,洋風庭園にバラが咲き誇ります。上や下のバラのある写真は,昨年の10月に撮ったものです。
日本庭園の中心は心字池(しんじいけ)です。大きな雪見灯籠が大変素敵です。
現在も井戸水を水源にしている大滝もあります。
曲折した流れから始まり,数段の小滝となり最後は深い滝壺に落ちるという凝った造りになっています。滝壺まで8m,全長は20mあります。