今日は,天気がよく,JR総武線水道橋駅や東京メトロ後楽園駅から徒歩8分の所にある小石川後楽園に行ってきました。ここは,江戸時代初期の1629年に水戸徳川家の祖である頼房が造ったもので,二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。池を中心とした回遊式築山泉水庭園になっています。後楽園の名は,中国の范仲淹(はんちゅうえん)「岳陽楼記(がくようろうき)」の「天下の憂いに先だって憂い,天下の楽しみに後れて楽しむ」から名付けられたそうです。国の特別史跡・特別名勝に指定されています。面積は70847㎡,入園料は300円の都立庭園です。
東京は,今日,靖国神社の桜が咲いて開花となりましたが,ここの枝垂桜(しだれざくら)は,早咲きで,見事な花を咲かせていました。
ここには,京都の嵐山を模した風景があります。川の名前は「大堰川(おおいがわ)」,写真の赤い橋の名前は「通天橋」です。
架かっている橋の名前は,「渡月橋」です。
上の橋の名前は,「円月橋(えんげつきょう)」です。水面に映る形が満月に見えることから名付けられました。後に第八代将軍の吉宗が江戸城の吹き上げの庭に造ろうとしましたが,遂に果たせなかったと言われています。
この庭園の中心の大泉水(だいせんすい)は,琵琶湖を見立てて造られたそうです。
内庭(うちにわ)にある池です。水面に東京ドームが映っていてきれいでした。
小石川後楽園を出て,帰りは水道橋とは反対の方向へ歩いてみました。ずっと塀が続いていて,圧巻でした。