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  • 執筆者の写真kazu

神代植物公園

更新日:2022年6月18日


今日は天気が良かったので,今朝の読売新聞で紹介されていた調布の神代植物公園に行ってきました。この公園は,東京の街路樹などを育てるための苗園だったそうです。戦後,神代緑地として公開され,1961年に現在の名称になりました。京王線調布駅またはJR三鷹駅,吉祥寺駅からバスで15分くらいの所にあります。

 現在,約4800種,10万本の樹木があります。ばら園,っつじ園,うめ園,はぎ園,つばき園が有名です。面積488196㎡,入園料500円の都立公園です。

上の桜は,「神代曙(じんだいあけぼの)」の原木で,オリジナル品種です。「染井吉野」とは異なり,開花が数日早く早く,花色がやや濃く,樹形が小振りです。

アカバナミツマタが咲いていました。赤い花で枝が三つ叉に分かれる低木の花です。何と覚えやすい名前でしょうか。

 椿がちょうど見頃でした。たくさんある種類の中から,気に入った花だけを撮ってきましたので,ご紹介いたします。本当に素晴らしかったです。

 看板に書かれていた説明を抜粋します。

「室町時代ごろになると,本格的にツバキが庭園,華道,茶道に迎えられ,園芸化が進みます。足利義満は,京都の室町に豪華な花の御所を造営し,ツバキも花木として植えました。足利義政が造営した銀閣寺にはツバキが今も残ります。豊臣秀吉が築城した京都の伏見城には大変な数のツバキが植えられたそうです。(略)徳川将軍秀忠は,特にツバキを好みました。ツバキが流行し,様々な品種が作られるようになりました。(略)幕末になると,欧州へシーボルトによって「冬のバラ」として紹介され,19世紀半ばには温室植物としてよく知られるようになります。欧州にはツバキのような,花を楽しめる常緑樹がなかったのがその理由です。(略)」

 その後,隣接する深大寺を見て,深大寺そばを食べてこの地を後にしました。


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