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野川(その1)深大寺から国分寺

更新日:2022年6月18日


深大寺から野川へ行く途中,「調布市深大寺水車館」がありました。深大寺入口のバス停近くです。ここは逆川という湧水の流れを使って水車を回していたそうです。この辺りの川は,多摩川や野川のように東の方に流れるのが普通だったので,逆に西向かって流れているところから逆川と名前が付いたそうです。水車は,調布あたりでは,精米やソバ,小麦の製粉をはじめとして,養蚕が盛んだったころには,生糸の巻き直しにも使われていたそうです。

 野川に出ました。ここから国分寺まで9kmを遡上します。川岸を歩けるところが,大変素敵です。春の小川という感じです。

水は大変きれいで,魚や鳥をたくさん見かけました。

また水車を発見したので,土手を上がりました。

すると,そこには,水車経営農家がありました。

 1817年から5代に渡って水車経営をしてきた峯岸家でした。1808年に水車が造られ,多機能をもつ大型の水車です。個人のものなので,屋内にあります。

 歯車の組み合わせで,杵14本,挽き臼2台などを動かしていたそうです。三鷹市教育委員会の施設になっていました。

再び野川に戻り,進みます。ここは,柳橋の近くです。柳の木の葉が大変きれいでした。風がさわやかに吹いていました。菜の花も咲いていました。

桜の花も咲いていましたが,全体的には3分咲きでした。

 野川公園を過ぎると,なんと水がなくなりました。今までの水は,野川公園からの湧水なのでしょうか。びっくりです。

30分ほど歩くと,再び水が出現して安心しました。

八重桜でしょうか?なぜか満開でした。

この後は,コンクリート製の川になり,無味乾燥でがっかりしました。

ここから先は,川に沿った道もなくなりました。川からそれて,国分寺駅に向かいました。

野川の水源は,お鷹の道・真姿の池湧水群や日立製作所中央研究所にある池なのですが,それらの探索は別の機会に回したいと思います。


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