この庭園は,1896年に岩崎彌太郎の長男で三菱第三代社長の久彌の本邸として造られたそうです。1952年に国有財産となりました。洋館と撞球室と和館大広間と袖塀,敷地全体と実測図が国の重要文化財に指定されています。上の写真の洋館は現在外観を工事中です。
洋館の中に入ると,鹿鳴館や上野博物館,ニコライ堂などの多くの洋風建築を設計したジョサイア・コンドルの設計の素晴らしさが随所に見られます。ここは,平日のみ写真撮影を許されています。
洋館につながっている和館は,書院造りになっています。
庭園と言っても,往時をしのぶ庭石などがあるだけで, あとは芝庭です。
撞球室とは,ビリヤード場のことです。洋館から少し離れた所に建っていますが,地下通路でつながっているそうです。この邸宅の地下は通路が張り巡らされていてすごいです。
一時,図書館になったことがあって,ビリヤード台はないそうです。
面積18235㎡,入場料400円の都立庭園です。
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