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執筆者の写真kazu

野川(その2)・国分寺の水流

更新日:2022年6月19日


 今日は,国分寺の水流を追って歩きました。

 JR国分寺駅南口を出て,殿ヶ谷戸庭園の横を通り,野川に出ました。すると,沿岸の桜と鯉のぼりのコラボに遭遇しました。

 国分寺駅から15分ほど歩いて「お鷹の道」に到着しました。1748年に国分寺市内の村々は,尾張徳川家の御鷹場(おたかば)に指定され,1867年に廃止されるまで,村人の生活に多くの影響を与えたそうです。崖線(がいせん)下の湧水を集めて野川に注ぐ清流沿いの小道は「お鷹の道」と呼ばれるようになり,1973年に国分寺市が遊歩道として整備しました。

この川には,ホタルの幼虫が棲んでいるそうです。

お鷹の道に流れる川の支流を上りました。その先には,湧水がありました。「真姿の池」です。

848年,不治の病に苦しんだ玉造小町が,国分寺を訪れて参詣すると,1人の童子が現れ,小町をこの池に案内し,この池の水で身を清めるようにと言ったので,その通りにしたところ,たちどころに病が治り,元の美しい姿に戻ったそうです。それから人々はこの池を真姿の池と呼ぶようになりました。

東京都指定名勝となっています。

15mほどの崖を上ると,そこは都立武蔵国分寺公園でした。

1周500mの円形の芝生が広がっていて,気持ちがよい所でした。

かつてここには,旧国鉄の中央鉄道学園があり,数多くの人々が学び,その技術が現在のJRに

引き継がれています。

ここから10分ほど歩いてJR西国分寺駅に着きました。さらに,8分ほど歩いて,「姿見の池」に着きました。この由来は,鎌倉時代,恋ヶ窪が鎌倉街道の宿場町であった頃,遊女たちが朝夕に自らの姿を映して見ていたという言い伝えによります。1965年ころ埋め立てられたそうですが,2000年に,昔の池をイメージして整備されました。


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