令和3年は、「GIGAスクール元年」とも呼ばれています。全国の小中学校で一人一台の端末が用意され、それを活用した学びがスタートしました。
GIGAとは、Global and Innovation Gateway for Allの略であることもやっと知りました。
そこで、ある小学校3年生の担任がどのように子供たちにその学びを導入していったかを記録することにしました。
1日目。学年別に分けられたダンボールを教室まで運びました。1つのダンボールには、8台のchromebookが入っていました。その他、充電のためのアダプター、タッチペン、ソフトケースがありました。
2日目。卒業するまで使うということで、記名することになりました。そこで、氏名印を押したシールを担任が3組作成しました。chromebookには、識別番号が付けられているのでシールを貼りません。アダプター、タッチペン、ソフトケースにそれぞれシールを貼りました。
3日目。梱包を解きながら、子供たち一人一人に4つのものを配布しました。chromebookは、気泡入りの緩衝材に包まれていました。そこで、わざわざ緩衝材から出して、chromebookだけを渡したのですが、気泡を目にした子供たちは、「プチプチして遊びたい」と口々に言い出しました。これは、やらせてあげなければ、不満が残ると判断し、時間を区切って、プチプチ遊びになりました。
次に、シールを貼りました。すんなりできました。
そして、いよいよ本体の電源を入れ、IDやPWを入れることになりました。
chromebookは、開けば10秒以内に自動的に電源が入りました。起動にストレスを感じさせません。自動起動しなければ、どこかのキーを押すことになっています。それでも、3年生の子供たちには、10秒が長く感じるようで、「電源が入りません」という声が続出します。
IDとPWが書かれたプリントを一人一人に配布しました。まずは、IDです。話をよく聞いていない子は、IDという文字も入れていました。また、ゼロとoの区別がつかない子もたくさんいました。
PWも入れて、初期設定が完了しました。1時間があっという間に過ぎました。
右下のボタンを押して出てきた電源ボタンを押してシャットダウンして、この日の活動は終了しました。
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