1 chromebookの呼び方を学校で統一
chromebookのことを教員が口々に異なった呼び方をしていることに気が付きました。
「タブレット」「ノートパソコン」「端末」「chromebook」…これでは、子供たちも困るでしょう。そこで、学校で統一してもらうことにしました。
自治体からの説明書には、「学習用PC端末」とありましたので、本校では、「学習用PC」と名付けることにしました。学習のために使うという意味も込められています。
2 保護者からの欠席連絡
朝、学習用PCを開くと、さっそく保護者からの欠席連絡が入っていてびっくりです。
「まなびポケット」では、「チャンネル」という機能があり、「タイムライン」に欠席連絡が入っていました。「チャンネル」のところを押すと、初心者の私でもすぐに分かりました。欠席連絡のついでに、今日の宿題を教えてくれというものでした。
本校では、8時までに投稿すれば、欠席連絡は有効となっています。それ以外は、従来通りです。利便性が向上したとも言えますが、毎朝8時過ぎに担任は、学習用PCを開き、確認しなければならないということになります。また、業務が増えてしまいました。勤務時間は8時15分からなので、どうなるのでしょうか。
また、欠席連絡に限るということですが、「今日の宿題を教えて」のように要求が付いてくることも考えられます。保護者にとっては、当たり前で、自然なのですが、今後、学校からアナウンスしていかないと、欠席以外の相談に使われてしまう可能性があります。保護者は連絡したのに担任が答えてくれないという事案も生じてくるのではないでしょうか。欠席以外の相談は、従来通り連絡帳を活用するというのが現在のところ、本校のルールです。
3 子供たちが、毎日、学習用PCに親しむには
子供たちは、毎日、学習用PCを持って学校に来ます。でも、学校で1回も使わなかったら、「何のために学校に持って行くの?」「なぜ持ち帰るの?」となります。1日1回は、必ず使うようにするには、どうしたらよいでしょうか。
そこで、今日の宿題と明日の持ち物についての連絡を学習用PCで行うことにしました。
従来は、帰りの会などで、担任が黒板に書き、子供たちが連絡帳に写し、担任が確認印を押すなどの活動をしていました。連絡がたくさんあるときには、膨大な時間を費やしていました。それを学習用PCで済ますことにしました。
まなびポケットには、「メッセージ」機能があります。投稿する対象「3年〇組」などを選択し、メッセージを入力し、投稿するを押すと、クラス全員の学習用PCに行き渡ります。
「4月〇日のしゅくだいは、①音読 ②かん字「〇」「〇」 ③計算スキルP.〇です。もち物は、〇〇です。」と入れて、投稿しました。
かなりの緊張が伴います。間違えたら、大変です。一応、編集機能や削除機能は備わっていますが、その機能を使う前に見られた場合は、誤報となってしまいます。
教室で子供たちに宿題と持ち物を見てもらいました。見た人は「見ましたボタン」を押します。画面には、何人見たかが数字として表されます。担任が見ましたボタンを押すと、誰が見たのか、名前も出ます。「いいねボタン」や「コメントボタン」もあります。これらについては、まだ指導していません。
子供たちも不安なのか、「家で見られなくなった場合はどうするのですか。」という質問が出ました。そこで、しばらくは、連絡帳も書くことになりました。うーん、また業務が増えてしまいました。
でも、新しいこととの出会いは、楽しいものです。
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