top of page
執筆者の写真kazu

ミョウバンの大結晶を作ろう

更新日:2022年6月14日


1 目的

 ミョウバンは、水の温度が上がるととける量が増える。高い温度の水にミョウバンをとか し、その水よう液の温度を下げると、たくさんのミョウバンが出てきます。そのミョウバンは、きれいな固体になっています。これを結晶といいます。その性質を利用して、ミョウバンを成長させて、ミョウバンの大結晶を作ってみました。

 教科書にあるような発ぽうポリスチレンなどの箱が必要なく、一人ずつ実験できるところがよいところです。

2 準備する物

ビーカー(500mL:4人グループの場合)、かくはん棒、ミョウバン、エナメル線、 わりばし、実験用ガスこんろ、シャーレ(粒状のミョウバンを入れておく)、保護めがね

プリンカップ、2Lのペットボトルを半分に切ったものの上の部分(ふたなし)


3 実験方法 ★保護めがねをつける。

(1) 種(たね)結晶(けつしよう)をぶら下げる。

①まず、わりばしを切る。プリンカップから少しだけ

はみ出すぐらいの長さがよい。

  ②エナメル線は15cmくらいでよい。右のように、

少しだけわりばしにまいて、まっすぐにつける。


③ミョウバンは熱に弱いという性質を利用する。実験用

ガスコンロでエナメル線の先を熱したらすぐにミョウバン

1つぶにつきさす。


(2) ミョウバンをとかす。

60℃のお湯100mLにミョウバン12gをとかす。

これは1人分なので、2人分なら200mLに24gとなる。

その後、30℃くらいまで冷ます。場合によっては、2時間くらい

かかる。

プリンカップには、8分目~9分目ぐらい入れる。

(3) ペットボトルの上の部分(ふたなし)をかぶせる。

ほこりが入ると、結晶がきれいにできない。場合に

よっては、小さい結晶がたくさんできてしまう。

そこで、ペットボトルの上の部分(ふたなし)を

かぶせる。すると、水よう液の水分を蒸発させながら

観察ができる。


(4) 大結晶のできあがり

3日くらいで1cmほどに結晶が成長する。

うまくいくと、きれいな八面体になる。


(5) さらに大きくするには…

(2)のミョウバンの水よう液をつぎ足すとよい。


  (PDF版ワークシート)

閲覧数:232回

Comments


bottom of page