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  • 執筆者の写真kazu

只見線全線乗車


JR只見線が11年ぶりに再開通しましたので,全線乗車してきました。


 会津若松駅。ペットボトルのキャップでつくられたメッセージにわくわくしました。


 再開通からちょうど1か月だったので,少しはすいてきたかと思いましたが…

その考えは甘く,ホームにはずらっとお客さんが並んでいました。もしかしたら4時間半も立っていなくてはならないかなと焦りました。


 3番線,4番線に同時にホームへやってきた車両にびっくりです。

13:05,4番線の2両編成に乗りました。山手線並みの混雑でした。私は1時間半立っていました。


 一番後ろの車窓からの景色をずっと眺めていたので,辛くはなく,あっという間でした。すれ違いの列車が遅れたため,8分遅れになりました。


 14:46。遅れは取り戻しました。会津水沼駅の前。夢幻峡(むげんきょう)です。約50年前に廃村になった集落と対岸を結んでいた只見川の渡し舟が復活したそうです。夏の朝は霧に包まれて幻想的な景色になることから名付けられたそうです。


 会津川口駅に着きました。ここから只見駅までが今回再開通した部分です。その部分だけワンマン運転になるため,準備等も含めて30分停車しました。


1両目。先頭車両。


 2両目。ワンマン運転の準備の時に,全てのドアがいったん閉まるので,知らない人は焦ります。なにしろ列車がないので。


駅前の只見川。クレーン船は,川底のごみをとるためのものだそうです。


 本名駅と会津越川駅の間にある,「本名(ほんな)ダム」です。このとき列車は,第六只見川橋梁を通っています。2011年の新潟・福島豪雨でこの橋が流されました。11年の歳月をかけて復興した橋の上を通っていると思うと感慨深いです。

 16:21。只見駅に着くと,再び車掌さんが乗り込み,ワンマン運転ではなくなりました。

 辺りは暗くなり,何も見えなくなりました。トンネルが多いのですが,そのうちトンネルの中なのか,外なのか分からなくなりました。明かりが全くないからです。

 17:47。小出駅に着きました。これから発展する駅ですね。何もありません。只見線は,人の流れはあったものの,結局4時間42分もの間,席が空くことがありませんでした。車内で同席になった方は,小出で一泊し,再び只見線で会津若松まで行かれるそうです。びっくりです。

 

 愛される鉄道,只見線。

 冬の景色も見てみたいです。

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