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  • 執筆者の写真kazu

銚子散歩 その5(最終回)

更新日:2022年6月14日


再び犬吠駅へ。今度は、笠上黒生駅へ向かいます。この駅名、全然読めませんでした。

「かさがみくろはえ」と読むとは、びっくりです。銚子電鉄が赤字解消のために、この駅の愛称を売り出したところ、1年間限定で育毛用の「スカルプフォーマットシャンプー」で知られるメソケアプラスが購入したそうです。その結果、「かみのけくろはえ」駅となっています。これまたびっくりです。

犬吠駅から笠上黒生駅まで乗車した際に、唯一の女性車掌の袖山里穂さんに偶然会うことができました。この日は車掌として客の切符を見て回っていらっしゃいましたが、私が切符を見せると、「笠上黒生ですね。」と話しかけてきました。なぜそうだったのかこの駅に降りて初めて分かりました。私一人だけだったからです。笠上黒生駅は無人駅ではなく、駅舎から一人駅員の方が反対側のホームに来て、切符を受け取りました。

2006年、赤字に陥っていた銚子電鉄は、自社のサイトにてぬれ煎餅を買ってくれるように呼びかけました。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」という訴えに対して、鉄道ファンや「2ちゃんねらー」などの多くの人が反応しました。また、新聞や放送局が報道したため、この『ぬれせんべい』は全国にその名が知られることになりました。

徒歩30分で、銚子ポートタワーに着きました。珍しいツインタワーです。1991年建築で、高さは57.1m。それほど高くはありませんが、周りに遮るものがないので、壮大な風景が見渡せました。展望室は、360度ガラス張りです。

展望室から見た銚子漁港です。

正面右に見えるのが、利根川の河口です。

水産物即売センター「ウオッセ21」が近くにあります。ここでは、目の前の銚子港で水揚げされた魚や魚の加工品が販売されていました。

これは、「飯沼観音」です。赤い建物と五重塔がひときわ目立っています。銚子の繁華街や商店街は、ここを中心に形成されたそうです。



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