一人一台の学習用端末が整備されて,子供たちがそれを机の上で活用する場面が多くなりました。
ところが,端末を机上から落としてしまったり,教科書やノートがあるがゆえに端末の置き場所に困ったりするケースが増えてきました。
それは,教科書の大型化や端末の使用という時代の流れに,児童机の大きさが対応していないからといえます。
そこで,時代に合わせて児童机を大きくしようとする流れが出てきました。1999年には新JIS規格へ改正され,児童机の天板は<縦40cm,横60cm>から<縦45cm、横65cm>になりました。
しかし,予算の関係でいまだに旧JIS規格を使用している学校があり,前述したとおりのケースが生じたわけです。
だからといって手をこまねいていては何も解決しません。現存の机を変えるにはどうしたらよいかと思っていたところ,企業が対応していました。
(1)「つくえ+(つくえたす)」
2022年10月に発売開始されたコクヨの製品です。取り付けるだけで児童机の面を5cm拡張できます。
メーカー希望小売価格(消費税抜):6,600円(新JISタイプ)6,100円(旧JISタイプ)
(2)「天板拡張くん」
2021年4月に発売されたティーファブワークスの製品です。取り付けるだけで児童机の面を10cm拡張できます。
メーカー希望小売価格(消費税抜):2,980円
導入校の例 千葉県印西市立原山小学校
私が見付けたのはこの2つですが,他にもあるかもしれません。子供たちのために例えば初年度は6年生だけでも導入するというのはいかがでしょうか。
デメリットとしては,予算がかかること,30人以上の学級では狭くなること,取り付ける際に手間がかかることです。
なお,旧JIS規格の児童机を使用している学校は,いつ新規格になるかを問い合わせてから導入の検討をしていく必要があるでしょう。
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